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僕たちが出会った理由を悲しみだけで終わらせない

・・・PVの映像はさらっと流してください


「4月で引退します」と言われたのはソニー仙台戦が行われる前
一般開場もしていなくて、会場入りしてくる選手たちを見ている時でして。
ちょうど1番から順番にあの選手は入ったと、まだ見てないと確認している最中だったかなー、「そういや聡太君は?」とも言っていたと思う。試合に出ない選手は大抵設営準備に行っているのだけど見かけていない。風邪でもひいたか、病院で検査とかしてから来るのかな。今までの経験でそう思っていた。
まるで朝の挨拶をするかのように、「引退」と言葉にしていたけれど、その言葉の意味があまりにも重すぎた。
どういった理由でその言葉を口にしたのか、本当に引退するのか確かめる術はなかった。
選手がアップしている最中は、スタンド下で中尾さんと二人で話しをしていた。いつもは見なかった光景に「あぁ嘘じゃないのか」と事実として受け入れなきゃいけないんだと考えていた。

2008年6月15日、富山でのあの光景を苦痛と共に引きずっている。あの時から600日以上、何度も手術をして、皆が練習をしているピッチの片隅で時々一人で黙々と、時には別メニューに廻ってきた仲間を励ましながらリハビリメニューを重ねる姿を見てきた
だから紅白戦とはいえ、美しいフォームでゴールネットを揺らしたときは、彼の復帰をいつでも収めることが出来るようにより一層の努力をしなければと思って生きてきた

引退するって理由は怪我や生活、経験上いろいろと思いついた。
結論に至る理由を知りたい気持ちも合ったけど、その事実をずっと仲間として過ごしてきた選手たちも知っているのかは分からなかった。アップ終了後の試合直前に「聞いてないよ!」という選手が居たらしいのでホントにいつ知ったんだろう


試合中は「勝ちたい」という気持ちより「勝たなくちゃいけない」という気持ちが痛いくらい伝わってきて、久し振りに勝ったのにヒーローインタビューの泣きそうな顔の安藤と中濱の表情にスタンドの人たちも違和感を感じて今までにない空気が流れてきていたのがわかって

「幸山 聡太」という人間の性格を考えると、そのまま帰ってしまうなんてことはないだろうけど、とてもじゃないけど挨拶に来るなんてないだろうから、誰かが引きずってでも出してくれなきゃと思っていた
「本人の意思を尊重」するのもありだと思う
でも、ひっそりと皇子山から出していくことで、幸山聡太のMIOでの軌跡をなかったことにしたくなかった
見た目から想像付かないしなやかなターンや、美しい弾道を、
怖そうに見えて愛想のいい挨拶も、
雷で練習が中止になっても黙々と、一人で知恵を絞ってリハビリメニューをこなしていた事実も


試合に勝って嬉しいだけじゃない、悲しいことも辛いことも共有したり、乗り越えたりすることを重ねていくことの方が、「Jリーグを目指します」って言葉より大切なんじゃないかと、突然の発表に幸山 聡太のコールを歌い、それにあわせて手を叩く選手やスタンドを見てようやくみんなで作り上げるフットボールチームの可能性を感じられた気がしてます

あくまでも個人的な大切なので幸山聡太という立場から見て申し訳ないことをしたかもしれないという不安にも駆られている
で、その都度、新さんの様子を思い出して、まずくはないよね?と反省している
あの光景から何日も経っているのに、未だに纏まらなくてもうしわけないですが、試合出場時間も少なくて、ゴールも記録していないけど金色に輝く選手がいたことは絶対に忘れちゃいけない事実だと自分はいつまでも主張します

幸山 聡太選手、おつかれさまでした、ありがとう!
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MIOびわこ滋賀 | permalink | comments (0) | trackbacks (0)

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